大町市のEM活用による課外授業の展開
―子供たちの取組みが地域の環境改善活動を促すー
 EMによる学校の環境教育を支援するネットの設立など、次世代を担う子どもたちへのいろいろなアプローチが進められている中、そのモデルケースともいえる大町市の活動を、先生と生徒たちの生の声を中心にお届けする。

甲信越地区でEMの普及活動を精力的に進めている赤羽さんのもとに、この4月初め、大町北小の日下先生から転任の挨拶状が届いた。

「このたび、異動によりまして、大町北小学校より、安曇養護学校に転勤することになりました。赤羽さんには、ひょうたん池のこと、また、その後も学校の方にたびたび寄っていただきご指導をいただきました。会染小のような大きな活動はできませんでしたが、その後、池の活動を全校に紹介したり、西友で新聞を配ったりと、展開させることができました。」

「学校のPTAの方でも池に関心を向けていただけるようになり、今後改修の予算を組んでいってみようということになってきました。この春休みも、毎日当番の子供たちが池を見にやってきています。」

最新情報1 EMを中心とした赤羽さんの実践活動は、池をきれいにしたいという生徒の気持ちに火を付け、燃やし続けており、先生の手紙には、先生自身の想いも綴られている。

「私は、いつも情熱をもって取り組みをされている赤羽さんの姿に感動させられるばかりでした。どうしてそこまでおやりになられるのか…そのパワ−はどこから来るのか…。それも押しつけることなくさらっと大事なことを語られる…。若い私たちが、もっと本気にならなくては!! と反省するばかりでした。」 赤羽さんの情熱が教師を動かし、子供たちの心をとらえ、そして学校を取り巻く地域住民の環境改善のための実践活動へと確実に広がっている。

子どもたちから赤羽さんへの手紙抜粋集
(池田町立会染小学校) 種山みどり先生のクラス30名からの感謝の手紙を抜粋

「EMを使い始めて3年。僕たちも会染小学校を卒業します。」…「初めはEM米の研ぎ汁発酵液とEM一号ボカシだけでしたが、今ではEMナイチンゲール、EM石けん、EM新型ボカシなど広いバリエーションで作れるようになりました。」…「僕は、こらからもEMを使い続けていこうと思います。三年間、本当にありがとうございました。」
           
中村健太君


おてがみ 「今まであいさつだってよくできなかったのに今はEMの話でよくもりあがるほどで、これはEMの一つのすごい力で、私と地域の人が結ばれていたなんて本当によかった。私はこんないいことをEMに教えてもらえました。EMをやって本当によかったです。」
上原 悠君


「EMと出合ってまだ一年もたっていない、丸山です。私は、EMと出合う前から、かん境をきれいにするとかの事に興味があったんだけど、どういう行動をしたらよいか、ぜんぜんわかりませんでした。でも、EMと出会って初めて、かん境をきれいにする方法がわかりました。また、地区の川掃除をしたり、ナイチンゲール、活性液などを家で使って、その効果を実感しました。」
丸山 愛さん


「私達はもうすぐ卒業だけど、赤羽先生が教えてくれたことを学校に残していくために、この前もEMクラブというクラブを作り、クラブ員の人と、EMXをつかって、まんじゅうづくりとかを体験したり、EMを使った実験などをしたり、最後まで活動を続けようと思っています。」
橋詰理沙さん


「EMのおかげで、中の郷という僕が住んでいる川もEMを使ったらとてもきれいになりました。赤羽先生がいろいろなことを教えてくれたからだと思います。」…「夜にEM説明会をやった時、わざわざきてくれEMをなめたりして、お客さんをわらわしてくれたりしました。ぼくのおばあちゃんも、わかりやすかったとか言って、今もEM製品を買い続けています。」
小井手拓弥君


    おてがみ 「私達が、EMの活動を始めて、3年がたちます。この3年間で私達は、いろいろな事を知りました。その中でも、一番知った事は、地域の人との交流です。なぜかというと私達はEMの活動をするまでは、地域の人とは,全々わからなくて、あまり話をしたりしていませんでした。EM交流会、相談会、発表会のお知らせのプリントを配ったりして、人と話したりする機会がたくさんありました。それに、赤羽先生からおそわった事も、とても生かして、EM通信なども作れました。」
細野裕未さん


(大町市立大町北小学校)
日下佳興先生・4年2組からの手紙を抜粋

「赤羽さん、EMの事を教えて下さって、ありがとうございました。」…

「EMを学校のトイレにまいたら、外までにおっていたにおいが、しなくなりました。そして、池に入れたら、少しにごっていた水が、すごくすきとおりました。それは、とてもうれしいのですが、私の通学路の川、毎朝みるのですが、だいこんや、そば、そばの箱、米のふくろ、紙ぶくろ、あきカンなど、ほかにもたくさんながれてきて、毎朝あみにひっかかっているのです。」

「私は、だれがこんなに流すのか、知りたくなりました。文化会館にでも行って、私たちが、全校に発表した、水の事や池の事をまたやれば、少しは、よくなるかもしれないと思いました。」

「そんな事できないと思うけど、今度は、地いきの人たちに、言ってみようと思いました。」…

「これからも、池がきれいでいて、たくさんの人が、池をながめてくれて、コイたちとも仲良くなってくれればいいと思います。」
百瀬弘美さん


河内川の浄化から諫早湾の浄化へ
最新情報1 河内校区婦人会環境部の活動として、平成5年にごみ焼却費の削減のため生ゴミのコンポスト化を始め、平成6年にはボカシ作りを市から習った。

以前は熊本市河内町を流れる河内川は夏になると臭くて窓が開けられない状況であった。環境部『せせらぎ会』会長の中川ケイ子さんは、このような状態を改善したいと思い「自分一人からでも」と自宅前のヘドロで河床の十字ブロックが見えない川の堰の部分にEM活性液を毎週一回2リットルずつ流し始めた。 一時は藻の色の変化で失敗かと危惧した事もあったが、9〜10週目には小石が見えるまで改善されてきた。

平成7年度には河内川流域の約1400の全世帯にEM活性液を配布し、平成8年度は米のとぎ汁発酵液の普及に努めた。
結果、河川の臭いとヘドロが消え、40年ぶりにホタルが帰ってきた。平成11年度からはボカシ団子を使い河口部の干潟の浄化を始めてヘドロが消え、飛びハゼや蟹がいっぱい出てきた。
河口周辺では海苔の品質向上や収量も増えてきた。この効果が周辺に知られるようになり婦人会等の視察が頻繁になった。

4月16日にはU-ネット運営委員の角田さん達のグループ『新未来研究会楽宇夢』の会の主催で中川さんとの懇談会が諫早のグランドパレスで開催され、諫早と飯盛町の婦人会から120名の参加があり、活発な質疑応答が行われた。参加した方々が中心となった活動が広がり諫早湾が綺麗になる事が期待される。



大磯で西行祭をひかえ鴫立(しぎたつ)沢の浄化に着手
大磯町は西行法師がこの海岸や沢を吟遊して名歌を残した景勝の地であり、毎年3月末の西行祭には日本三大俳諧道場である鴫立庵に全国から俳人が集う事で有名である。

最新情報1 二宮での比嘉教授の講演会「健康と環境」の後、2月に大磯町役場から鴫立沢周辺の浄化をしたいとU-ネット神奈川の長谷川代表に要請があり、西行祭迄に消臭位はと、藤間氏他数名のボランティアで、大磯プリンスホテルに米のとぎ汁供給の協力やU-net技術委員いわきの華山氏、EM研究機構の指導・援助を受けてEM投入で浄化活動を開始した。


沢は庵のすぐ傍で、ヘドロと悪臭が酷かったが、谷川の上流などにEMセラミックスと炭をあさ袋で巻いて沈め、米のとぎ汁発酵液と活性液300リットルを4回、活性液2トンを流した。その結果、1ヶ月半の短期間にもかかわらずで悪臭とヘドロはほぼ解消した。最上流ではおたまじゃくしが活発に動き回っていた。しかし、宅地の排水路は未だ未解決である。

今後、町行政と町の人々の活動がどう展開されるかが課題である。



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