活動状況

河川の浄化を土木工事依存からEM活用中心に
〜利根川下流と霞ヶ浦に広がるEM活用による河川浄化活動〜

 茨城県南部の霞ヶ浦では、昭和59年から同県北部を流れる那珂川下流と南部を流れる利根川下流とを連結する総延長48.6キロ・総工費1,900億円の導水事業が、平成27年の完成を目指して進められている。同工事は、河川の流量調整と汚染の解消を目的としているが、平成21年9月の政権交代により、ダム工事など大規模工事の見直し作業が進められる中、地元選出の議員が2人とも同導水事業の打ち切りを公約に当選しており、国や県の対応が注目されている。
 一方、地元では、ボランティア団体や個人が地元行政の協力を得て、霞ヶ浦に流入する中小河川のEM活用による浄化活動を地道に継続して成果を上げ、今後更なる成果が期待されている。同活動の経過と現状を現地リポートでお届けする。

ヘドロと不法投棄物に覆われ悪臭を放っていた 排水池が地元民の力で、 花に囲まれた見事な遊歩道・憩いの場に
ヘドロと不法投棄物に覆われ悪臭を放っていた
排水池が地元民の力で、
花に囲まれた見事な遊歩道・憩いの場に
"霞ヶ浦の浄化は東の辻水源の浄化から "東の辻町内会長・佐藤信夫さん(右) (霞ヶ浦をきれいにする会副会長)
"霞ヶ浦の浄化は東の辻水源の浄化から
"東の辻町内会長・佐藤信夫さん(右)
(霞ヶ浦をきれいにする会副会長)

"霞ヶ浦に注ぐ鉾田川の浄化を" 西台虹の友・市村はつゑ代表(中) (U-ネット会員)と仲間たち
"霞ヶ浦に注ぐ鉾田川の浄化を"
西台虹の友・市村はつゑ代表(中)
(U-ネット会員)と仲間たち


−霞ヶ浦をきれいにする会が活動を拡大−
 霞が浦のEM活用による浄化活動は、ボランティア団体・霞ヶ浦をきれいにする会(大倉敬裕会長)が中核となっている。同会は、平成18年3月に発足し、同年4月から霞ヶ浦流域の各地活動を連結する形で展開している。活動拠点は、同会発足により新たに開始した石岡市の恋瀬川支流上谷原池の浄化をはじめ、同市東の辻水源池の浄化(平成15年〜)、鉾田市鉾田川支流の浄化(平成9年〜)活動などがある。
 平成20年にはEM活性液70トン、EM団子13,730個を投入し、平成21年においてもこの活動を拡大するとともに、各家庭での米の研ぎ汁発酵液の活用拡大を進めている。
 この他、かすみがうら市内の一の瀬川・菱木川(よもぎ会)、鉾田市内の七瀬川の人工池(個人)等々でEMを活用した地元住民による浄化活動が地道に進められている。

−EM活動の原点は石岡緑の会−
〜町内会の活動が大きな成果を産む〜
 霞ヶ浦の北端に位置する石岡市では、平成7年からEMによる生ごみリサイクル活動などを開始したボランティア団体石岡緑の会(鈴木せつ子会長/当時)による池の浄化活動が起点となっている。家庭雑排水の流入により悪臭とアオコが発生していた旧防災池に米のとぎ汁EM発酵液を投入し、金魚の棲む池に見事に甦った体験が原点。感動した鈴木さんが仲間を募り、石岡市内の公園や駅の池、釣堀などを米のとぎ汁発酵液で浄化している。こうした活動で最も大きな成果を上げているのが「東の辻水源池」での悪臭とヘドロ除去。
 "霞ヶ浦の水質浄化は東の辻水源池の水質浄化から"を合言葉とした東の辻町内会(佐藤信夫会長)の活動が大きな反響を呼び、平成19年茨城県ご近所の底力大賞を受賞している。


−甦った"悪臭漂うジャングルのドブ池"−
〜これぞ住民パワーの威力!〜
 茨城県石岡市では、へドロと不法投棄物に覆われ悪臭を放っていたドブ池を、地元・東の辻町内会の力で、花に囲まれた見事な遊歩道・憩いの場に甦らせた(1面の写真参照)。同町内会の会員は212名。かつては、清水の湧き出る池で、農業用水としても活用されていたが、周辺開発により住宅が建ち、ショッピングセンターが進出してからは、ゴミの不法投棄や生活排水の流入などにより悪臭を放ち、カエルも棲めないほどに汚い死滅したジャングルの湿地帯となってしまっていた。佐藤会長を中心に、平成14年から環境の改善作業に取り組み、先ず不法投棄物の回収作業から始めた。2年目(平成15)年には、石岡緑の会からの支援により、数回にわたりトラック搬入によるEM活性液の無償散布を受けた結果、悪臭が消え、それまで続いていた住民による行政への苦情が全くなくなった(同会長談)。

−水質浄化モデル事業に指定−
 こうした町内会や石岡緑の会による活動が市の環境保全課にも認められ、平成16年には「石岡市生活排水浄化モデル事業」に指定された。EM活用も、行政からNPO緑の会(取手市、恒川敏江理事長)への委託事業として、EM活性液とEM団子の投入が開始され、平成21年の現在まで継続されている。こうした活動は、県内各地で水質浄化活動に取り組むメンバーの知るところとなり、団体や個人による見学が増え、町内会活動にとっても大きな自信となってきた、という(同会長談)。

町内会手づくりの美しいフラワーロード
町内会手づくりの美しいフラワーロード

−いこいの広場と遊歩道の造成、花の公園へ−
〜霞ヶ浦をきれいにする会の結成にも参加〜
 平成17年には、同池の上流部に"いこいの広場"造りを計画、市建設部の協力により盛り土を搬入して、町内会全員で手づくりの広場を完成させ、翌年18年には遊歩道の造成へと発展。また、活動の目標でもある「霞ヶ浦をきれいにする会」の結成にも参加している。更に、平成18年からは、環境改善活動への資金助成(中央労金)も受け、水源周囲約300メートルのフラワーロードを完成し、東の辻水源一帯を花山公園にする作業が着々と進んでいる。

−総合学習にEMを積極的に活用−
茨城県鉾田市立徳宿小学校など
徳宿小学校4年生のEM石鹸づくり体験風景、 指導する市村さん(中)と額賀君子さん(右)
徳宿小学校4年生のEM石鹸づくり体験風景、
指導する市村さん(中)と額賀君子さん(右)
茨城県鉾田市では学校でのEM活用が広がっており、平成21年では、プールを持つ市内小学16校の内13校で、中学4校のうち1校が、プール清掃や体験学習にEMを活用している。因みに、徳宿小学校では3、4年生の総合学習に環境学習を取り入れ、微生物の働きを学びEM廃油石鹸作りを体験し、5、6年生がプールの清掃にEMを活用している。環境問題への関心を持ち、実体験を通じた自然との共生を体得させたい、という(坂本将同校長談)。また、給食の廃油で作ったEM廃油石鹸は10月の収穫祭にて販売し、収益金をザンビアの家作り基金に役立てる(担任内藤啓子・沼田和子先生談)。

−EMの水質浄化効果に驚く−
〜鉾田川上流・七瀬川人工池の浄化活動〜
すっかり綺麗になった七瀬川水源池と水門(手前)
すっかり綺麗になった七瀬川水源池と水門(手前)

EMの効用を愉快に話す細谷清さん(右)
EMの効用を愉快に話す細谷清さん(右)

 鉾田市大戸地区で大規模施設農業を経営している細谷清さんは、平成13年頃からEM活性液を有機肥料に散布するなど農業面での活用を進めている。最近は、霞ヶ浦をきれいにする会の活動に刺激を受け、平成19年5月から、自宅近くの七瀬川水源人工池(約4ha)の水質浄化に取組み、毎月約700リットルのEM一次活性液を2〜3回投入し、EM団子も時々投入したところ、アオコ消え綺麗な水面になっている。その後投入回数を減らしても、水面の綺麗さを維持しており、EMの浄化能力と効用に驚いている(細谷さん談)。





−一ノ瀬川、菱木川の浄化活動とEMの普及活動を継続−
よもぎ会によるEM団子作り
よもぎ会によるEM団子作り
 かすみがうら市では、よもぎ会(飯塚敏夫代表)が、平成15年から旧霞ヶ浦町でEM活性液、EM団子、米のとぎ汁発酵液の投入による一ノ瀬川と菱木川の浄化活動を継続している。また、最近は、公民館祭りなどを利用して旧千代田町の住民へのEM普及に力を入れ、米のとぎ汁発酵液作りの講習会や、パネル展示説明会を開催している(飯塚さん談)。



−千葉県銚子市では行政が主導する中小河川の浄化活動を継続−
河川浄化に取り組む銚子市役所の袖山さん(右)と 技術指導する池田さん(U-ネット茨城県世話人)
河川浄化に取り組む銚子市役所の袖山さん(右)と
技術指導する池田さん(U-ネット茨城県世話人)

きれいになった川の河口
きれいになった川の河口

千葉県銚子市では、魚類加工業の排水による中小河川の汚染でヘドロと悪臭が発生し問題となっていたが、平成19年7月から行政主導のEM活用による浄化活動に取組み大きな成果を上げている。(詳細はU-ネット通信Vol.54・2009年4月号参照)













活動状況

新潟県内に、EM活動の新しい動き
〜来年の「善循環の輪」の集いに向けて、ますます活発化〜

−三条市の石油暖房機器メーカーでのEM活用−
一人の女性の強い意志で始まった、会社内でのEMによる清掃活動
左から永井 紘さん、柄澤久作さん、 山上智恵子さん、吉川保司さん
左から永井 紘さん、柄澤久作さん、
山上智恵子さん、吉川保司さん
新潟県の中央部に位置する、三条市に本社を持つ石油暖房機器メーカー(株)コロナ(従業員数2,200名)では、県内の三条工場、長岡工場、柏崎工場ほかを中心に、トイレの清掃や社員食堂の床の清掃などにEM活性液を活用し、成果をあげている。この清掃活動を推進したのは、グループ会社のコロナリビングサービス(株)施設管理課リーダーの山上智恵子さん。山上さんは、平成12年、にいがたグリーンネット21の吉川保司さんの指導によってEM技術を習得、平成13年から(株)コロナのトイレ清掃に、EM活性液を活用し始めた。当初は、会社内にEMの理解者が一人もいなかったことから、なかば強引に、会社の中で一番悪臭のするトイレを使って、EMの清掃実験を開始した。それは、実際に成果をあげなければ、会社の理解を得られるはずがないこと、また、悪臭の強いトイレなら、成功すれば、成果がはっきり出て、分かりやすいと思ったからである。約1ヶ月で成果が出て、当初の目的を達成したが、この実験の開始に当たっては、福井県敦賀市の松下電器産業(現パナソニック)の工場で、EMを活用している事実が、大きな励ましになったそうである。

毎日の徹底した清掃で、トイレ内の空気は極めてさわやか
EM活用を明示したトイレ内のステッカー。昼休み後にトイレを視察したが、空気のさわやかさに驚く
EM活用を明示したトイレ内のステッカー。
昼休み後にトイレを視察したが、
空気のさわやかさに驚く
8年後の現在では、県内の5事業所で、2,200人分のトイレを、18名の清掃パートの方々によって、毎日清掃するまで拡大している。床はもちろん、便器の1つひとつも、10倍希釈のEM活性液を使って、残すところなく徹底して清掃しているので、トイレ内の空気は極めてさわやかで、ホテル以上と言っても良いほどである。なお、三条工場には、800人の従業員がいるので、1日でも清掃作業をしないと汚れがひどくなる。そこで、トイレのほか、食堂(400人用)の床も含めて、毎日欠かさず清掃している。食堂では、さらに厨房の流しからも、EM活性液を毎日2リットルずつ流すようにしているため、浄化槽内の状態も改善してきている。会社内のトイレや、食堂の床の清掃だけでなく、工場本体の床の清掃などにもEMを使えるよう、EM活用の輪をさらに拡大していくのが、山上さんの今後の目標である。


−染色工場の排水処理施設でのEM活用−

閏間取締役染色部長が指差すのは、排水処理施設へのEM活性液の投入状況。点滴投入のようで、その量の少なさに驚く
閏間取締役染色部長が指差すのは、
排水処理施設へのEM活性液の投入状況。
点滴投入のようで、その量の少なさに驚く

1,300トンと1,200トンの2つの浄化槽EM返送ラインの設置などによって、排水処理施設の機能が改善
1,300トンと1,200トンの2つの
浄化槽EM返送ラインの設置などによって、
排水処理施設の機能が改善

 見附染工(株)は、三条市の隣の見附市にあり、プロ野球選手のユニフォームの染色などを中心に、合成繊維とニットの染色加工業を営む会社である。閏間(うるま)敏雄取締役染色部長によれば、見附染工(株)の排水処理施設は、現在、河川から1日5,000トンの水を取り入れ、同量の処理水を河川に排水している。使用するEM活性液は、500リットルの1次培養装置(自社製/pH3.3の1次活性液ができる)と、10トンの2次培養装置(自社製)の、二段階で増やしている。そして、排水処理施設に投入しているEM活性液の量は45日で10トン、即ち、1日あたり220リットル強のEM活性液を投入しているとのことであった。また、産業廃棄物としての汚泥の搬出量は、現在では全体の97%を削減。投入したEMがすぐに川に排出されず、処理施設内に滞留するように工夫されたEM返送ラインの設置によって、処理施設内のEMの密度が高まり、炭素化合物の分解も進んで、汚泥が増えていかないのだそうである。平成5年、近くの小学校からの、悪臭の指摘によって始まったEM技術の活用は、16年後の今日では、労働環境の改善はもちろん、コストの大幅な削減を実現するまでになっている。

−新潟県内のEM普及を担う、にいがたグリーンネット21。−
 にいがたグリーンネット21は、県内各地のEMグループの参加を得て、平成14年3月3日に設立された。それ以来、環境とまちづくり講演会、EM技術交流会、先進地へのEMツアーなどを企画して、南北に細長い新潟県各地のEMグループの連携を図ってきた。その取りまとめの中心となって活動してきたのが、柄澤久作さん(U-ネット運営委員)、永井 紘さん(U-ネット新潟県世話人)、荒川恵代子さん(EM上級インストラクター)の3人。
県内5会場での初級EMインストラクター養成講座で講師を務める荒川恵代子さん
県内5会場での初級EMインストラクター養成講座で
講師を務める荒川恵代子さん

日ごろの地道な活動が地域の信頼を得て、柄澤運営委員は、この6月から、地元、阿賀野市の「阿賀野市バイオマス利活用検討会議」の座長も務めている。この会の委員には、新潟県企業局課長、新潟大学農学部助教、農業協同組合や森林組合課長などもおり、今後の取り組みが期待されている。永井世話人も、にいがた市民環境会議(事務局:新潟市環境対策課)の生活環境保全活動部会に参加、また地元の豊栄EM普及会の会長として、地域のEM技術の普及に取り組んでいる。にいがたグリーンネット21の今年のテーマの1つが、初級EMインストラクター養成講座の開催。新潟県の次世代を発掘し、育てていくためにも重要で、荒川恵代子さんが講師として頑張っている。




活動状況

新たな市民活動が展開される徳島県
〜行政との協働事業で拡がるEM環境浄化活動〜

−徳島市でEMによる河川浄化がスタート
 新町川と徳島中央公園お堀に改善の兆し−
 
新町川でEM団子を投げる「川をきれいに志隊」のメンバー
新町川でEM団子を投げる
「川をきれいに志隊」のメンバー

徳島中央公園お堀
徳島中央公園お堀

現在放映されているNHK朝の連続ドラマ「ウェルかめ」の舞台となっている徳島県のEMによる環境浄化活動と有機農業の現状をU-ネット徳島県世話人である芝洋征氏の案内で訪ねた。徳島市の街中を流れる新町川は以前からNPO新町川を守る会が清掃などの美化活動を行っている。これに昨年5月から、「川をきれいに志隊(黒崎好夫会長)」が加わり、企業や個人などから寄付を募り、有志を集めて新町川のヘドロが多い箇所にEM団子を2万個投入している。1年半経った現在、ヘドロの量がかなり減り、砂も見え始めてきている。今後は年に3〜4回、2,000個ずつ投入しながらヘドロの改善状況や生物が多様化してきている状況を行政等関係者に示し、行政に積極的な新町川の浄化を働きかけたいと言う。JR徳島駅に隣接して旧徳島藩主蜂須賀公の居城跡である徳島中央公園がある。この公園のお堀も川をきれいに志隊が徳島市との協働事業として、今年の9月からEM活性液による浄化を始めている。10月にはEM団子を2,500個投げ入れ、今後も活性液を毎月1,000リットルずつ投入していく。まだ短期間ではあるが、底に堆積していたヘドロが水面に浮き上がり、ヘドロの下で見えなかった砂地も見えはじめ、水質改善の兆しが現れてきている。ここで感心したのは、市の担当課が堀に打ち込んだ竹の棒。安価で簡単にヘドロの堆積量変化が判る優れもの。

−三好市三野町ではEM活性液を全世帯に配布
 家庭・事業所・学校プールで活用し、農業・漁業が改善−
吉野川ハイウェイオアシス
吉野川ハイウェイオアシス

河谷川の排水口で、右から真鍋藤夫さん、 芝 洋征さん、黒崎好夫さん、上野和三さん
河谷川の排水口で、右から真鍋藤夫さん、
芝 洋征さん、黒崎好夫さん、上野和三さん

 県西部に位置する三好市は、剣山や吉野川上流の四季折々の美しい風景に恵まれた観光地である。吉野川に流れ込む河谷川の河川浄化と河川敷の美化活動を実施しているのが三好市三野町有機農産物生産組合(真鍋藤夫組合長)である。この河川浄化は当組合が主導し、県の補助金を使って三野町1,600世帯全部にEM活性液を年に3回ほど配布し、家庭からのEMを使った排水で河谷川を浄化している。これに加えて組合員が河谷川に流れ込む排水口に600リットルの活性液を年に1回投入し効果をより高めている。こうしたことで農業用水も浄化され、稲作等農業に好影響が出ている。また、同組合ではEMによる学校プールの清掃にも力を入れており、始めた当初は9校であったが、現在30校を超えている。プール排水が浄化され、川に魚や小動物が戻るなど子供たちの環境への関心を高めている。高速・徳島道で温泉のあるサービスエリアとして有名な吉野川ハイウェイオアシスでも清掃と排水処理にEMが使われている。これは吉野川の漁業組合が、この施設からの排水が吉野川を汚し漁業に悪影響が出るのではないかとの懸念から始まったものだ。10年が経ちアユなど魚も増え、漁業組合もEMの効果を認めている。

−阿南市の「EM蘇生の里」を基地とし、
 農業・環境分野で活動を拡げる桑野川EM研究会−

桑野川EM蘇生の里で、右から土倉要さん、 大川勝定さん、山田達男さん
桑野川EM蘇生の里で、右から土倉要さん、
大川勝定さん、山田達男さん

県南東部の阿南市は発光ダイオード(LED)の一大産地として世界的に有名。この地でEM研究グループとして活動する桑野川EM研究会(大川勝定会長)は地域ボランティアとして熱心に活動するシニアを中心に平成8年7月に創立された。会には水稲・畑作・食品・環境の4部門があり、その基地となるのが平成13年に造られた「桑野川EM蘇生の里」である。この施設で活性液の培養や会員同士の情報交換などが行われEMの普及拡大を図っている。有機農業を実践する会員には活性液を配布し、安心・安全な農作物で、会の合言葉「作って健康、食べて健康」を実践し普及活動を推進している。環境浄化活動としては、市の補助金を使い学校プールの清掃を15校で実施している。これが河川浄化につながるので、子供たちをはじめ市民には好評である。会として、今後はJA直売所にEM農産物のコーナーを設けてもらうことや一般市民との交流をさらに広げ、EMでの環境浄化活動を進めていきたいと言う。





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