活動状況

EM技術を核に 食と暮らしのレベルアップを推進
「紀州大地の会」が生ごみ堆肥・農家・販売店・消費者をネットワーク

和歌山市内9校のプールがEM活性液を活用中 園井信雅U-ネット和歌山県世話人(右)と 学校プールへのEM活用を進める掘禎宏さん
和歌山市内9校のプールがEM活性液を活用中
園井信雅U-ネット和歌山県世話人(右)と
学校プールへのEM活用を進める掘禎宏さん

橋本市内の各地でEM普及活動を進める 井川文彦U-ネット会員(中央)
橋本市内の各地でEM普及活動を進める
井川文彦U-ネット会員(中央)
 和歌山県は人口約100万人。紀伊半島の西部に位置し、太平洋に面する長い海岸線と吉野熊野山系の山並みを有する閑静で風光明媚な土地。また、有田みかんや南高梅の産地として名高い。こうした自然豊かな土地も日本経済の高度成長に伴い、農薬や化学肥料の大量使用による環境汚染が進み、比嘉照夫琉球大学教授(当時)による「地球を救う大変革」の出版が大きな反響を呼んだ。平成7年には同県内で開催された三回の講演会に約二千人が参加しEM活用による食の安全と環境改善への機運が一気に盛り上がった。爾来、食と暮らしのレベルアップをテーマに着実な活動を進めている園井信雅U-ネット和歌山県世話人(紀州大地の会代表)の活動を中心に和歌山県内各地の様子をお届けする。

和歌山県有田地区のみかん畑 紀州大地の会「有機果樹グループ」が 安心安全のみかんづくりを進めている
和歌山県有田地区のみかん畑
紀州大地の会「有機果樹グループ」が
安心安全のみかんづくりを進めている












ー 多彩な活動で「わかやま環境大賞」を受賞
 紀州大地の会では、平成7年からEM技術の活用を核に、水稲・果樹・野菜の有機栽培農家を育成しながら、流通販売・消費者グループをネットワーク化して着実にその輪を拡げている。同時に、リサイクル事業者との協力により廃棄物や生ごみを活用した堆肥・ボカシ肥料の製造販売を進め有機栽培農家に提供している。 また、婦人団体との交流による家庭菜園の普及、小中学校との協力による環境学習・プール清掃の普及、オープンセミナーや環境フォーラム・研修会の開催など多彩な活動を展開している。
 平成18年6月には、和歌山県知事から「有用微生物群の活用を基に有機農業の普及や環境浄化活動の研究を推進され本県の環境保全に寄与されその功績は極めて顕著で他の模範と認められる」としてわかやま環境大賞が授与されている。

ー 堆肥の製造販売はリサイクル業者との協働 ー
 同会関係先 の水稲・果樹・野菜栽培農家は、平成22年1月現在54戸41.5ヘクタールに拡大しており、花卉栽培や養鶏・養豚、椎茸栽培等にもEM技術が活用されている。有機JAS認定農家が22戸13ヘクタール、EM使用農家も70戸になる。認定農家の安定拡大を図るためには、低価格で高品質な有機資材の確保が大きな課題となるが、既に同会では、平成18年から、リサイクル事業を幅広く展開している会社との協働により、EM技術を活用した堆肥・ボカシの生産販売を展開している。年間生産量は150〜200トンになるが、全てEM農家に低価格で提供し喜ばれている。主原料は、オカラ、魚の残渣、米ぬかで、同堆肥はバランスが良く、同堆肥使用後の分析でも、土壌、旨み、糖度とも非常に良い結果が出ている(園井さん談)という。

有機栽培にこだわる果樹園のみかんづくり
築100年の再生住宅と宮井さん夫妻 基礎・床・畳・壁・天井・瓦などにEMを使用
築100年の再生住宅と宮井さん夫妻
基礎・床・畳・壁・天井・瓦などにEMを使用

試作品を手にする古田さん
試作品を手にする古田さん

 和歌山県有田地区では、みやい農園(宮井公幸代表)松弥園(松坂篤弥代表)古果園(古田耕司代表)の3軒がEM技術を使い、有機JAS認定のこだわりみかんづくりをしている。3人は、ともに紀州大地の会のメンバーで、栽培技術から販売用パンフ作成に至るまで共同。例えば、その年や人によってまちまちとなる収量対策も3人の総力で顧客対応する。また、販売は園井さんが担当している(宮井さん談)。目下の課題は、豊作や販売不振の際の余剰在庫で、こだわりの生ジュースを開発中(古田さん)という





次世代を担う子供たちに自然体験を
松本理事長(右)とEM技術で 活動を支援をする園井さん
松本理事長(右)とEM技術で
活動を支援をする園井さん
 和歌山市のNPO日本自然環境学習センター(松本三芳理事長)では、漂流ごみの回収作業、遊びと観察、稲作、植樹、ビオトープなど、次世代を担う子供たちに様々な体験学習を提供し、児童の健全な育成に役立たせている。



主婦層などへのEM普及活動を強化中
EM普及活動について語る 東海さん
EM普及活動について語る
東海さん
 和歌山県社会福祉協議会・バベ(※脚注)クラブ運営委員の東海薫さん(U-ネット会員、EM上級インストラクター)は、EM石けんづくりの講習会を主催するなど、主婦層へのEM普及活動を進めている。同氏は「今年から時間的なゆとりも出てきたので、講習回数を増やすなど実践活動の強化を図りたい」という。
※「バベ」とは備長炭の原木で和歌山県の県木。


橋本市では自治会が生ごみ減量化を推進
 和歌山県東北部の橋本市(人口7万人、2万5千世帯)では、平成15年、衛生自治会を中心に生ごみの減量化運動を菖蒲谷地区からスタートさせ、平成20年には68地区9千世帯強にまでに拡大している。同運動は、「循環型社会の実現に向け、生ごみを花や野菜の栽培に利用しよう」というもの。大型コンポスト、発酵バケツなどの生ごみ処理機購入額の半額を市が補助、EMボカシの無料配布を実施し、同時に可燃ごみの回収を週2回から1回に減らしている。この結果、スタート時に比べ、可燃ごみ量が約2千トン(15%)削減され、回収用パッカー車も2台減。年間合計7千万円が削減された(同市生活環境課)という。

EMによる灌漑溜池の浄化や学校プール清掃も
 同市恋野地区では、ふるさとの水を蘇らせる会(谷口征男代表)と地球環境を学ぶ会(井川文彦代表、EM上級インストラクター)が、溜池の浄化や学校プールの清掃などに、EM普及を進めている。更なる活動の広がりが期待されている。(1面・中央右の写真参照)

「ふるさと倶楽部」が生ごみ堆肥化を推進
〜御坊市など7市町で広域活動を展開〜
生ごみコンポストと家庭菜園 (左より柳岡、白井、園井さん)
生ごみコンポストと家庭菜園
(左より柳岡、白井、園井さん)
 和歌山県中部の御坊市では、平成11年市民による「ふるさと椿会」が結成され、生ごみの堆肥化運動が始まった。17年には、7年間わたる地道な活動が評価され和歌山県環境賞を受賞。これを契機に広域市民組織として「ふるさと倶楽部(白井忠会長)」を発足させた。
 この活動は、「地元の特色を生かし、費用の掛からない方法で生ごみのリサイクルと地域住民のコミュニケーション向上を図る(同会や凪岡楠美会計責任者談)」というもの。生ごみのリサイクルが可能なところをモデル地区に指定し、御坊市をはじめ近隣の7市町に広げている。企業など2団体からの助成金を受け、平成22年3月現在、約4百世帯が活動に参加している。

花の街づくり26年! NPO「花つぼみ」
〜地域社会づくりで内閣総理大臣を受賞〜
市民の手で作られている見事な花壇と古守さん
市民の手で作られている見事な花壇と古守さん

栽培施設で花を手入れする古守さん
栽培施設で花を手入れする古守さん
 県南部の田辺市(人口10万人)では、NPO法人花つぼみが、古守一晶理事長を中心に、26年間にわたり花を愛するグループの協働作業を築き上げ、国道・県道・市道・街角・公園・学校・病院・公共施設などの空き地に、四季折々の花を咲かせ、市民や観光客の心を和ませている。平成15年、国から「多年にわたり緑豊かな地域社会づくりに励み緑化の推進に尽くした功績は誠に顕著である」として内閣総理大臣賞を受賞している。
 同NPOの活動施設には、EM百倍利器が設置され、EMボカシ・堆肥づくりに活用されている。


こだわりのEM南高梅栽培 
 田辺市鮎川の赤木宏次さんは、こだわりのEM南高梅栽培で良く知られている。自宅周りには、有機肥料、病害虫対策などの試作研究設備がいっぱいだ。山間地の急斜面にある栽培地は、イノシシ防御柵で囲われ、梅木の根本にはニンニクが植付けられている。土壌づくりにはEMボカシや鶏糞堆肥などが投入され、土はふっくらとしている。シソの栽培や雑草対策でも除草剤を一切使用しない。害虫は、宇宙引力(潮の干満周期)活用の対策で効果を上げている(赤木さん)という。

人の健康に役立つ鶏卵づくりとの連携 
 赤木さんは、近隣養鶏農家の大江孝一さんとの連携による堆肥づくりも進めている。EMや人生の大先輩である大江さんとの出会いにより、EM南高梅栽培への自信を深めているようだ。

健康鶏卵づくりを進める 大江さん(右)
健康鶏卵づくりを進める
大江さん(右)
EM南高梅林の赤木さん
EM南高梅林の赤木さん











様々なビックリ体験の積み重ね
比嘉 照夫EM技術活用の焼き物に挑む松田さん氏
EM技術活用の焼き物に挑む松田さん

〜EM技術活用の焼き物づくりに挑戦〜
 陶芸家松田光弘さんは、大阪から母親の生地である田辺市山奥の愛賀合集落でEM技術を活用した焼き物の開発に挑んでいる。






EM調合の製品は破損が全く無いという (同窯の内部)
EM調合の製品は破損が全く無いという
(同窯の内部)

陶芸は技術を論ずる前に、土と語るべき 心と自然のめぐみの有難さを知ることから 始めよう、と陶芸の心を説くはり紙
陶芸は技術を論ずる前に、土と語るべき
心と自然のめぐみの有難さを知ることから
始めよう、と陶芸の心を説くはり紙










京都の老舗料亭からの依頼品 「EM活用の徳利と盃」
京都の老舗料亭からの依頼品
「EM活用の徳利と盃」
特注品の「EM活用のなべ物」
特注品の「EM活用のなべ物」










松田さんの東京新国立美術館出展作品
松田さんの東京新国立美術館出展作品

EM調合の製作中の切りくずは 百パーセント再活用される
EM調合の製作中の切りくずは
百パーセント再活用される













活動状況

EMを気負うことなく永続的に使う鹿児島県
〜行政との協働が進展 枕崎市では総務省の認定事業も〜

─ 一人の百歩より百人の一歩で環境浄化 ─
〜かもう女性の会〜
かもう女性の会(生活学校)メンバーと 山下浩世話人(前列右)
かもう女性の会(生活学校)メンバーと
山下浩世話人(前列右)
 鹿児島県のEMによる環境浄化活動と安心安全な農業をU-ネット九州南部地区世話人である山下浩氏の案内で訪ねた。山下氏は「屋根より高いミニトマト選手権」や「鉢でつくるスイカ選手権」など提唱し、楽しんでEM普及を図るアイデアマンでもある。季刊誌の発行と年50回を超える講演で、九州南部地区の環境・農業・健康の改善を願い「気負うことなくマイペースで永久に使う」をモットーに活動している。県の中央に位置する姶良市蒲生町は武家屋敷の趣きが残る街並みと緑が美しい町で、国指定特別天然記念物で日本一の太さを誇る大楠が有名である。この町の環境浄化活動の主体が「かもう女性の会」であり同時に「蒲生生活学校」の皆さんで、「一人の百歩より百人の一歩」を合言葉に活動している。鹿児島の有名な民謡である小原節の曲にのせて作った「環境音頭」や会報「思うまゝに」で環境問題の大切さを啓発し続けている。会の事業として蒲生町が設置した3基のEM培養装置を使って、学校や地区公民館と協力して環境浄化が行われている。錦江湾浄化につながる町内の河川浄化活動やEM米のとぎ汁発酵液での家庭からの排水浄化や学校プールへの発酵液投入なども行っている。こうした環境浄化で、かもう女性の会(生活学校)は鹿児島県や蒲生町から度々優良団体として表彰を受けている。

─ 幼稚園児から大人まで協力しての河川浄化 ─
〜薩摩川内市清色地区〜
ボカシ作りをする清流会の皆さん
ボカシ作りをする清流会の皆さん
  県西部に位置する薩摩川内市清色地区で環境浄化活動や有機農業を進める清流会(宇都サキ子会長)を訪ねた。同地区コミュニティ協議会の活動方針は「地球に優しく自然に感謝を」で清流会のEMによる環境浄化活動は当を得たもの。この地区には玉石を使った石垣の武家屋敷群があり、清色城跡に建つ入来小学校は日本家屋風の素敵な建物等、お勧めする観光地でもある。会の活動として、EMバケツで作った生ごみ堆肥やぼかしを使って、安心安全な有機農業を展開している。また、市の産業祭や文化祭でEM栽培の野菜やEM器材などを紹介し地区の環境浄化活動をPRしている。会の実践活動として、地区内を流れる樋脇川にEM団子の投入を入来小学校や入来中学校の児童・生徒といっしょに4年前から年2回ほど行っており水質浄化がかなり進んでいる。また、清色城跡のお堀には、いりき幼稚園の園児や保護者なども協力して団子を投げ込んでいる。これらの成果として、数10年来見えなかったうぐい等清流にすむ魚も復活している。


─ 3年も生き続けるパブリカとヤゴが大量発生し
透明になった学校プール ─
〜EM川内・永利クラブ〜
3年間も元気で生き続けるパブリカを囲むEM川内・永利クラブの皆さん
3年間も元気で生き続けるパブリカを囲む
 EM川内・永利クラブの皆さん
  薩摩川内市永利地区でEMによる環境保全や家庭菜園で活動するEM川内・永利クラブ(木場悟会長)にお話を伺った。環境保全活動としては、市内の高牧池等農業用調整池、川内春田川や学校プールへEM米のとぎ汁発酵液やEM団子の作製と投入を永利小学校児童らと行っている。特に、昨年の永利小学校プールに投入した発酵液の成果は顕著であった。プール終了後に投入して6ヶ月後の昨年5月、プールは驚くべき水質改善がなされていた。プールの壁には多数のトンボのヤゴがつき水中にはオタマジャクシなどが元気に泳ぎまわり、プールの水は汚れが無く、透明に改善されていた。家庭菜園でのEM使用は、生ごみ堆肥や発酵液を使った健康に良い野菜栽培が主である。ここで特筆すべきは、クラブ員が栽培するパブリカ。本来1年で枯れてしまう野菜であるパブリカが3年間も生き続け、しかも毎年多くの実をつけ、さらに元気に成長している。これはEMでなければ、できない野菜栽培法であろう。

─ 市・市民・事業者が協働して海の環境汚染防止に取り組む ─
〜枕崎市EMで環境を考える会〜
尻無川でEM団子を投げる枕崎小学校児童と市生活学校の皆さん
尻無川でEM団子を投げる
 枕崎小学校児童と市生活学校の皆さん
 枕崎市は薩摩半島の南西部に位置しカツオで有名な漁港であり、黒豚の養豚も盛んである。カツオを加工する際出る血水など廃棄物や養豚場からのし尿による河川や海浜の汚染もあり、枕崎市の環境保全は市民の切実な願い。そこで、市が対策として市民団体・漁協・商工会議所などと昨年2月に「海の環境汚染防止と沿岸漁業を守る対策協議会」を立ち上げた。こうした背景から、以前から枕崎市でEMによる環境浄化活動を進めていた「枕崎市EMで環境を考える会(栗野親義代表)」が脚光を浴びるようになってきた。平成19年度より学校や生活学校等市民の皆さんと協力して市内河川の浄化運動を行政の支援を得て「市民協働で行う河川環境浄化プロジェクトきれいな川づくり事業」として取り組んでいる。これは「頑張る地方応援プログラム」として総務省の交付税措置事業に認定されている素晴らしい事業。具体的には、各家庭へのEM米のとぎ汁発酵液の作り方指導や市内全小中学校でのEM団子と米のとぎ汁発酵液づくりと川へ投入し海も浄化しようとする事業である。一部で成果の上がり方が遅い所もあるが、多くの河川や海浜で臭いが消えた、水が透明になってきたと好評である。






活動状況

EMでつながりを広げる愛媛

 「四国EMフェスタin松山」と「善循環の輪 愛媛の集いin 松山」が、愛媛県伊予郡砥部町(松山市の南)で今年10月24日に一緒に開催予定。えひめEM普及協会の加藤博徳会長と事務局の白石明正さんに、松山市近辺で熱心にEM活用しておられる方をご案内頂いた。
─ 地域の人々との繋がりをEMで ─
一分方看護師長(左)と重村副施設長
一分方看護師長(左)と重村副施設長

子ども園の給食施設前で野本千壽子施設長(右)と白石明正氏
子ども園の給食施設前で
 野本千壽子施設長(右)と白石明正氏
 ふる里みたいな町づくりを経営理念に掲げ、医療・福祉・教育・サービス・NPOの異業種集合体として少子高齢化社会をサポートするアトムグループでは、「地域の人々との繋がりをEMで」を合言葉に、EMを積極的に取り入れ普及にも熱心に取り組んでいる。EMに取り組むきっかけは2005年1月号のU-ネット通信で紹介したが、当時から熱心に取り組んでいた「老人保健施設れんげ荘」では、今でも床や水回りの清掃やモップの洗濯などにEMを使い、隣接する川付川の浄化も進めている。また、利用者のおむつの排便による臭いを抑えるための工夫についても検討している。幼保連携型の幼児教育施設「松山認定こども園 星岡」では、給食調理場の衛生管理やトイレの臭気抑制、インフルエンザ予防のために米のとぎ汁EM発酵液が重宝され、新型インフルエンザで学級閉鎖することもなかった。また、砂場の消毒や園庭の土埃防止にも効果があり、運動会を見に来た1500名の方が埃の立たない園庭の秘密がEMにあったことに驚き、EMへの関心が高まったそうである。障害者自立訓練就労支援センター「アルムの里」では、EM活性液の製造を授産事業として取り入れ、EM入り食パンの製造販売を通して地域の人々との交流が深まっている。更に、「NPOアクティブボランティア21」は、地域の河川清掃「愛リバー活動」を行ったり、ヘルパー2級養成講座を開催したりしている。既に3200人に上る受講生が、在宅介護現場でのEMの使い方や環境浄化効果を学んだ。

─ EMでプール清掃した学校数は日本一 ─
10月にEM投入したプールでは2月には汚れがスルッと落ちた
10月にEM投入したプールでは
 2月には汚れがスルッと落ちた
 EMプール清掃145校(愛媛県内の約30%)を達成したのもアトムグループの皆さんの協力による。「アルムの里」と、特別支援学級のある松山市立小中学校の校長先生方との交流がきっかけでEMへの関心が広まった。松山市教育委員会にもEMの魅力を理解してもらい、校長会でEM説明の場が設けられ、県内全校のプールへEM投入が可能となった。発酵液の準備をしたのは「アルムの里」の利用者たち、各学校に投入の際にはアトムグループの地区担当のエリア・ケアマネージャーが地域の役員と学校の子供達とをつないだ。


─ 松山市から表彰された明神川を美しくする会 ─
鶏舎の前で加藤会長(左)と渡辺副会長
会の看板が立つ河口で代表の三瀬和子さん

 長年にわたる会の市民活動が2009年11月に表彰された。しかし、食品加工工場の少し上流に置いた6基のタンクは川の工事のために2009年12月に撤去された。松山市とパナソニックからの助成金も終了となるので、EM石鹸作りがこれからの資金源の柱となる。苛性ソーダではなくオルソケイサンナトリウムを使用し仕上がりのpHを8弱に抑えた上質のEM石鹸は評判が良い。子供たちを巻き込んだ“らくらくプール清掃”も継続しており、明神川流域の全住民が川に関心を持つようにと根気よく活動を続けている。

─ 愛媛県下2番目に大きな養鶏場(年間30万羽出荷)もEMで臭いなし ─
尻無川でEM団子を投げる枕崎小学校児童と市生活学校の皆さん
鶏舎の前で加藤会長(左)と渡辺副会長
 えひめEM普及協会副会長渡辺健二氏が経営する養鶏場では、1棟あたり6〜7千羽のトリに1のストチュウを飲ませ、飼料にもEMボカシを混入し、全く悪臭がない。しかも出荷率は100%を超している(千羽単位で仕入れるヒヨコの実数は千羽プラスで、殆ど死ぬことなく出荷されるため)。正三角屋根が地面に届きそうな鶏舎の間の草刈はせずに、草に宿る露を利用し鶏舎内の保湿や温度調整を行っている。鶏糞を取りだした後は、床洗浄はEMで行い、新しい床の準備に、ストチュウを噴霧し熟成したボカシを敷きセラミックスを散布する。死んだトリはボカシ処理して鶏糞に混ぜて利用するという徹底したEM活用である。かつては有機農法のブランド肉として出荷していたが、肉処理場が閉鎖し、他のトリと区別して処理してくれる工場がないためブランド出荷を諦めたとのこと。食の安全面からも、農業における流通の重要性を改めて認識した。また、この鶏糞を利用したイチゴ栽培を後継者の息子さんが行い、柑橘類の栽培・産地直販を妹さんが行っており、家族でEMを活用している。






Copyright(C) United Networks for Earth Environment (U-net) All rights reserved.
掲載記事・写真の無断転載を禁じます。