
| 鹿児島にて脈々とつながる人脈の輪 〜「EM 自然の里」の活動〜 |
鹿児島県鹿児島市にて「EM自然の里」を広げる九州南部地区運営委員代行 山下 浩さん。「ただ資材のみの紹介では意味がない」と鹿児島県内各地域を走り回り、日々のほとんどを勉強会に費やしている。講習を受けるメンバーは県内に何千人とも。もともと営業マンだったということもあって、人対人のつながりを大事にし、自ずと縁が縁を呼んでいる印象。「自分自身が学ばなければ人に伝えることはできない」と勉強に余念がない。
本土最南端の肝属郡佐多町では6tのハマグリ養殖を手がける(株)マリンフッドにてEMを取り入れている。工場長の大迫さんが実働部隊だ。現段階ではテスト的な取り組みだが、水の取り替えも通常より少なくて済み、良い状態が続いている。特に夏場は細菌の発生による死亡率が高く、それを抑える効果を期待しての取り組みだ。養豚が盛んな地域のため、海での養殖ではその排水も問題になり、2〜3mへどろが溜まっているとのこと。その中、“鹿児島錦江(きんこう)湾ブルー作戦”として、海水に流れる川にも泥団子を投入した。町役場でも海苔網の臭いに困っているとのことで、早速取り組むような段取りが出来た。いまだ自然の残っている地域ではあるが、今後家庭の雑排水を含め、様々な要因が海を汚していく可能性もあるので、美しい海を守ろうという高い意識からの活動である。
伊佐郡菱刈町にて約40頭の乳牛飼育、3ヘクタールの稲作を行う松下さんご夫妻はEMを始めて6年目。牛舎は臭いがないため、現場についても畜産を行っている場所とは気付かなかったほど。「微生物資材は昔から使っていたが、EMが一番良かった。始めた当時は失敗も多かったが、たくさん勉強をしました。」と笑う。自ら研究を重ね、特別活性液も作った。牛が健康になり乳質も向上。病気、怪我、ハエもなくなった。・・・と良いことばかり。地元小学校の環境学習の指導も行い、平成14年度には子どもたちがEMで育てた桜島大根が世界大会で1位になった。稲作も化学肥料、農薬を使わず、全てにおいて自然にEMが入っている。ご夫婦の笑顔からはEMへの信頼や親しみが自然と溢れており、終始にこにこ顔で対応してくださった。
EM自然の里 山下 浩さん(左)と
松下さんご夫妻各地で指導、勉強会を行う山下さんは、その他にも農業、医療、建築・・とジャンルを問わず勉強を続け、世界遺産の屋久島にEM住宅を建てる計画なども進めている。パワフルな活動が県を越えた更なるネットワークを広げつつある。