特定非営利活動法人 地球環境共生ネットワーク

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EM基本技術

EM基本技術

Q1 生ゴミを集めてEM1でぼかしを作っていますが、もっと効果的でオリジナルなぼかしの作り方を教えてください。
A1 生ゴミで作る堆肥の質を上げるには、EM1にスーパーセラCを0.1~0.2%プラスして、ぼかしを作ると機能性が上がり、病害虫がなくなり成長も早くなります。

 

Q2 野菜作りに使用している井戸に大雨の時など外から水が入り悪臭が発生する時があり、野菜作りに悪影響があるのではないか不安です。この悪臭の消臭方法を教えてください。
A2

井戸に100分の1位になるようEM活性液を入れると、井戸水がEM化されて臭いが消えます。さらに、井戸の周りにもEM活性液を入れれば、井戸周辺の水に含まれる有機質が肥料化していきますので、作物の栄養になります。

有機農業は近辺の有機物を完全利用するやり方が安くて効率的です。雑草や野菜くずなどを利用した青草液肥を作って使ってみてください。作り方は、100リットルの水に1リットルのEM活性液、30グラムのスーパーセラCと米ぬか1~2リットルを混ぜ、雑草や野菜くずなどを入れて作ります。4日で液肥になり使えます。なくなったら水とEM活性液を追加します。さらに4日毎に液肥として使え、2週間で底に溜まった雑草などが堆肥として使えるようになっています。悪臭が出たら、EM活性液とスーパーセラCを追加投入すれば消えます。この雑草などに、ミント等ハーブ類を加えれば害虫よけにもなりますし、この地域ならミカンの葉なども使えます。

これは水田にも応用できます。雑草は入れずに米ぬかの量を2リットルに増やし発酵させると1週間で使えます。この液肥を1週間おきに10アール当たり10~15回投入すると、雑草は生えないし7~8俵だった収量が10俵に増えます。

EMを地域にあわせて色々な方法で使い限界突破にチャレンジしてください。

 

Q3 EM活性液の作り方を失敗すると有酸素状態になり、きつい臭いがしますが、畑にまくと臭いは消えます。なぜこうなるのか教えてください。
A3 きつい臭いは酪酸菌の臭いです。これはPH5.5で増えてきますが、畑にまかれ空気に触れますと働きが落ち臭いが消えます。そして、畑に残ったEMの効力が復活し他の微生物に作用し土壌が活性化されます。臭いのある活性液は作物の植えていない畑に投入すれば土壌改良材として使えます。

 

Q4 EM活性液投入地点までの距離が長い場合の方法は。
A4 ドラム缶等タンクを水際に設置し、そこで水100に対しEM活性液1、EM3号1、米ぬか0.5、スーパーセラC0.5をそれぞれ混ぜ、タンクに入れた現場の水97に投入すれば、水を運ぶ手間が省け楽に二次活性液ができます。それを定期的に繰り返せば、水質浄化が確実に継続できます。

 

Q5 アオコが発生している場合、EM3号を入れたら良いでしょうか。
A5 クロレラから成るアオコは好気性で窒素とリンが多く高分子化していますので、水面を覆います。これに光合成細菌が主体のEM3号を入れると、光合成細菌はクロレラの天敵ですからクロレラが減少し水質も浄化されますので、EM3号の投入は効果的です。

 

Q6 活性液の中に、ハーブなどで香り付けをしても良いでしょうか。
A6 EMを一般の人々に普及活動をするには香り付けがあったほうが良いのでないかとの質問だと思います。天然のハーブであれば、問題はありません。クリーニングに最適なEMWは柑橘系の香りがします。これにはハーブが入っています。

 

Q7 良質なEM活性液を作るには、何を入れれば良いのでしょうか。
A7 EM1号に糖蜜を加えて活性液を作っているのであれば、EM3号(光合成細菌)をEM1号の量の5%分を加えれば、より効果的な活性液になります。

 

Q8 霞ヶ浦の浄化をボランティアでやっています。活性液の二次培養、三次培養で培養コストを下げていますが、特に糖蜜の費用が馬鹿になりません。効果が維持できてコストを下げる方法を教えてください。
A8 二次培養、三次培養でのコストを抑える活性液の作り方です。糖蜜を千分の一にして、スーパーセラCを一万分の一混ぜ、米ぬかを千分の二程度と多めに使います。3日間位で、ペーハーが3.5以下になりますから、タンクの半分をすぐ放流する方法です。そして残りの半分の活性液に上記の方法を繰り返します。これで効果が維持できコストも下げられます。効果が維持できているかのチェックは腐敗臭が出てきたら、次の培養はできません。

 

Q9 ボカシを作るには時間と手間がかかりますが、もう少し簡素化できませんか。
A9 野菜作りの肥料として考えるのなら、土に直接、米ぬかなど有機物をまいて、その上にEM活性液をかければ、時間も手間もかなり省け土が有機堆肥化します。

 

Q10 冬の期間、自宅でEM団子を作ると、白いカビがつきません。冬でも作れる方法を教えてください。
A10 冬は寒く気温が低いですので、団子の発酵が遅くあまり白カビが出ません。暖かい所に置けば、発酵が早まりますので白カビが付くようになります。しかし、白カビがなくても乾燥して硬くなっていれば団子の内部は発酵していますので、あまり気にしないで使ってください。

 

Q11 河川への適切なEM活性液の投入量と投入間隔はどの位が良いのでしょうか。
A11 活性液の効果をどこまで考えるかによります。EM活性液で河川浄化のみならずその先の海の豊かさやビオトープ化も望むのであれば、投入量を多くしたり投入間隔を狭めたりしたほうが早く効果が表れます。一週間に1トンの活性液を投入し続けて、その効果が定着してきたら、一週間間隔を二週間に広げたり、1トンから500kgに減らしたりしても良いと思います。もし、臭いが出る等の問題が発生したら、臨機応変に間隔を狭めたり、投入量を増やしたりすれば元に戻ります。

 

Q12 ヘドロにEMだんごを投入するとヘドロが柔らかくなり下流に流れ出ますが、どのようなことからでしょうか。
A12 有機物の分解には、悪い腐敗と良い発酵・有用発酵があります。ヘドロは腐敗した有機物の固まりです。これにEMだんごを投入すると、ヘドロを固めていたセルロースが分解されデンプンになり、デンプンが糖に変わりアルコール等有機酸、つまり動植物プランクトンのえさになります。この過程でヘドロが柔らかいコロイド状に変わり、非イオン化し流れやすくなります。これにより海が豊かになり生態系が保護されるようになります。アマモが生えてきたことはその証です。

 

Q13 EMダンゴを作って乾燥させている過程で、ダンゴから黒い毛のようなカビが生えてきますが、生えないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
A13 黒い毛のようなカビはクモの巣カビの仲間で、紹興酒を作るカビの仲間です。湿気が多いと発生するカビですから風通しを良くして乾燥させれば、発生しずらくなります。しかし、この黒カビが生えていても問題はなく、河川浄化などに効果があります。

 

Q14 EMで廃油を使った固形石鹸を作ると、見栄えが良くないとか油ぽい臭いがするとかがありますが、見栄えが良く、臭いが無いよう作るにはどうすればよいのでしょうか。
A14 油の臭いのない石鹸を作るには、廃油の前処理をきちんとすることが大事です。廃油にEM活性液を入れて攪拌し1ヶ月位置くと発酵分解して、きれいな油が上層に、汚泥が下に沈殿します。この上層の油を使うと、臭いはしませんし見栄えも良くなります。固形石鹸では見栄えが悪いというのであれば、これにEM活性液を加えれば使いやすい液体石鹸になります。また、ハーブを入れて作れば、香りの良い石鹸になります。