特定非営利活動法人 地球環境共生ネットワーク

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岩手県

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  • 2012/01/15 東日本大震災復興支援

    ~EM供給体制の整備が進む~
    全国各地のEMボランティアの皆様から支援金、EM活性液やEMボカシなどをいただいた結果、被災三県では地震と津波の被害に対してEMで緊急対応策を取ることができた。また、EM培養拠点の整備もされ、塩害や放射能対策のため長期にわたりEM活性液の現地供給が可能になった。(注:ここで紹介する活動は、EM復興支援プロジェクトチーム(PT)が直接に関わったものだけで、EMボランティア活動の全てではありません。)

    Unetいわてと岩手コンポスト㈱がEM培養拠点でPTから無償で貸与された1トンタンク24基と動力噴霧器1台、ボランティアから無償で貸与した多数のポリタンクを駆使して、被災地の衛生管理に努めた。
    Unetいわてはオールハンズ・ボランティア(米国の国際援助団体)を指導し、EMボカシや活性液の配布作業の協力を得て、消臭消毒には消石灰よりEMが安全で効果的との評価を受けるまでになった。
     岩手コンポスト㈱は、津波で破壊された冷凍倉庫から流出した海産物の埋却処分に伴う悪臭の抑制作業で行政と協力し、多量のEM資材(EM活性液やEM堆肥コスモグリーン)を無償提供。

     

  • 2011/07/15 被災地の消臭消毒には消石灰よりEMが安全で効果的

    被災地の消臭消毒には消石灰よりEMが安全で効果的
    Uネット運営委員の高橋比奈子さん、岩手県世話人の鎌田真行さん、Uネット岩手の外山一則さんの案内で主に岩手県の宮古市、山田町、遠野市、大船渡市、陸前高田市、一関市の被災箇所を取材した。被災後2か月以上経過した時期なので、3月11日直後とは違う状況だが、被災の生々しさは大いに伝わってきたので、その現況と災害復興支援の状況を報告する。(被災地写真の詳細はUネットホームページに掲載)

    大船渡市と陸前高田市で腐る魚をいち早く処分
    岩手コンポスト
    大船渡市と陸前高田市では冷凍倉庫が津波で被災し、海産物の埋却処分が確定した。埋却地では、魚介類の悪臭が懸念されるため、岩手コンポスト(株)はEMによる悪臭対策を実行した。対処方法は、空き地に穴を掘りコスモグリーンを投入、そこに魚を入れEM活性液を散布する、さらにコスモグリーンを魚に被せ、その上に土をかけ埋却する方法である。3月下旬から5月末までの2か月強でEM活性液100トン、コスモグリーン2,300?を無償で投入した。腐敗と悪臭を防ぎ、市当局や漁協など関係者から感謝されている。さらに、岩手県立小友小学校を訪問し、塩害を受けた花壇の再生やトイレの悪臭対策のためにEM堆肥と活性液の使い方を直接指導してきた。

    EM堆肥を運搬する岩手コンポストのトラック

     


    いち早く清潔に復旧した山田南小学校は臨時の病院に
    山田町は行政の協力が行き届き、EMでの被災箇所の衛生改善が進んでいる。避難所である山田南小学校(佐賀敏子校長)と山田高校はトイレ消臭と床に付着したヘドロ等汚物の清掃にEMが使われている。特に山田南小学校は、校長先生が以前の学校でもEM効果を理解していたので使用に積極的。山田町環境衛生組合連合会の後藤嘉男会長や縄文野焼の窯元である井筒禎治氏らが中心となったEMによる環境浄化活動が功を奏している。避難場所の校舎や体育館内はヘドロの痕跡など全く見当たらない位清潔に保たれているので、2階教室全部が4月16日までは臨時の病院になっていた。

    山田南小学校長佐賀敏子さん(中央)と後藤嘉男会長他活動メンバー

     

    岩手県内へのボランティア派遣の中心は遠野市社会福祉協議会
    岩手県災害ボランティアセンターの一翼どころか主翼を担っているのが遠野市社会福祉協議会のNPO遠野まごころネット(佐藤正一代表)であり、県内被災地のニーズを把握し、それに合ったボランティアの派遣を行っている。そのボランティアが被災地の消臭作業にEM活性液を使用している。多いときは1日600人も派遣している。これに係る遠野から被災地への往復のバス代など運営費は、遠野市の予算からではなく一般からの寄付で賄っている。

    岩手県内の被災地へボランティア派遣をする遠野市社会福祉協議会

     

    米国の国際援助団体「オールハンズ・ボランティア」が
    住宅の床下消毒等で大活躍
    大船渡市
    岩手県災害ボランティアセンターの一翼どころか主翼を担っているのが遠野市社会福祉協議会のNPO遠野まごころネット(佐藤正一代表)であり、県内被災地のニーズを把握し、それに合ったボランティアの派遣を行っている。そのボランティアが被災地の消臭作業にEM活性液を使用している。多いときは1日600人も派遣している。これに係る遠野から被災地への往復のバス代など運営費は、遠野市の予算からではなく一般からの寄付で賄っている。

    大船渡市の被災家屋の床下をEMで消毒清掃するオールハンズ・ボランティアのメンバー

     

    ブナの木園も世嬉の一酒造も見事に復旧
    一関市
    一関市を中心に障害者支援施設を多角的に運営しているブナの木園は、EMを清掃から農業にまで、多方面に使用している県内有数の社会福祉法人である。
    この施設も地震の被害に遭い、浄化槽・グリストラップなど地下埋設物や駐車場に大きな被害が生じた。しかし、小野寺毅理事長はじめ職員・入所者・利用者の向上心と努力で、復旧しつつある。
    EMビールの醸造元であり、江戸時代に創業した由緒ある蔵元の世嬉の一酒造(株)も酒蔵や醸造設備が地震で1か月以上の操業停止を余儀なくされた。国の登録有形文化財で東北一大きい土蔵も被害に遭ったが、現在、これを利用した併設の「酒の民俗文化博物館」・「いちのせき文学の蔵」やレストラン・売店も元どおり操業している。

     

  • 2011/06/30 愛知EM友の会 ~岩手県へEM活性液とEMダンゴを~

    愛知県半田市の湾・ワン浄化市民塾、清州市の新川をよみがえらせる会、安城市の三河湾浄化市民塾から成る愛知EM友の会は、6月下旬に岩手県大船渡市と陸前高田市を訪問。市民生活の必需品や現地ボランティア団体への支援物資も持参し、EM散布活動を行った。また、EMの培養や使い方の説明もし、必要なタンクやEM資材を寄贈した。

    ・19日: 大船渡市の福祉の里に到着
    ・20日: 4月から常駐し支援活動にEMを採用しているアメリカの「オールハンズ・ボランティア」と共同作業の打ち合わせ
    ・21日: 宮城県の平野さんからタンクローリーでEM駅の補充を受け、作業継続
    ・22日: 主にEM活性液散布
    ・23日: 帰途。

     

    愛知県からボランティア参加6名の全員写真…新潟 栄SAにて

    平岩麻実さん(安城出身、陸前高田市在住)と話し合うメンバー…大船渡市の岩手県福祉の里センターにて

    EM散布の手伝いに参加してくれたMrクリス(アメリカのカーター元大統領が行っている津波災害ボランティアのメンバーの一員。50名余が大船渡の支援に来ている)

     盛岡から大船渡へ3時間かけて来た、U-ネット岩手の高橋比奈子氏
     

    宮城県栗原市から3時間かけてタンクローリーでEM支援の平野さん達 

    大船渡の用水路にEM液を散布する平野さん

    6月22日 山田町の牡蠣ガラ処分場のEM散布…EM希釈液3回散布で臭い、ハエ撲滅 

    6月21日 大船渡市の公園ガレキ置場にEM散布

    大船渡市の公園 ガレキ置場にEM散布大船渡市の公園

    船渡商工会館前の公園でEM散布

    6月21日大船渡市の冷凍倉庫前で腐敗した魚の山にEMボカシ散布

    6月21日大船渡市リアスホール上部のガレキ置場でEM散布

    6月21日大船渡市なかみなと橋の川へEMダンゴ投入(2,000個)

    ダンゴ投入に参加した地元商社の取締役…その後大船渡市が河川の中のガレキ撤去開始

     

     

  • 2011/05/31 U-ネットいわて

    皆さまから提供頂いたEM活性液、ボカシ、石鹸などを、野田村から陸前高田市に至る県内の太平洋岸の被災地に無償配布し、衛生状態の改善に努めています。特に大船渡市に常駐するアメリカの団体「オールハンズ・ボランティア」は、EM効果に驚き害復興支援活動のツールとして採用した。U-ネットいわてがEMを提供し、オールハンズが被災各地をEMを持って巡回している。

    SPCジャパンから寄贈された容器(写真左)に

    1トンタンクに貯蔵したEM活性液を小分けして

    ハエの発生や悪臭を抑制するため仮設トイレやゴミの穴に散布